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豊島教会新聞 2019年11月号 主任司祭 巻頭言

REQUIEⅯ (レクイエム)           

 

                          主任司祭  アシジのフランシスコ 田中隆弘

    〈永遠の安息〉

    主よ、永遠の安息を彼らに与え、絶えざる光でお照らしください。

 

    神よ、シオンであなたに賛歌が捧げられ、エルサレムでは誓いが果たされます。

    私の祈りをお聞き届けください。 すべての肉体はあなたの元に返るでしょう。

    主よ、永遠の安息を彼らに与え、絶えざる光でお照らしください。

               (モーツアルト「レクイエム」入祭唱より)

 

10月31日(木)東京カテドラル聖マリア大聖堂でチャリテイーコンサート(社会福祉法人聖ヨハネ会支援)があり、 モーツァルトの「レクイエムニ短調K626」-死者のためのミサ曲‐を聴いてきました。11月2日(土)に死者の日を、また11月3日(日)の豊島教会合同追悼ミサを前にして、良い心の準備になりました。

 

現在、豊島教会の近隣の地域で幾つかの家が解体され整地作業が行われています。 そのために、司祭館では軽い地震のような状態が日中続いています。 前の神田教会では隣のビルの解体整地でそれ以上の地震状態だったので、それは船酔いのような症状となり主治医の先生に相談すると薬を処方して下さいました。 不動のはずの地面が揺れ続くのは耐え難い、ということです。

 

わたしたちが合同追悼ミサで祈る恩人の 「帰天者」 はわたしたちにとっての不動の大地として、受けとめ支えとなってくれている

方々です。 帰天する前も後もです。 心を込めて聖母マリアのとりつぎを求めながら 「死者の月」 を過ごして行きましょう。

 

    〈永遠の光〉

    主よ、彼らを永遠の光でお照らしください。

    聖者たちとともに永遠に  あなたは慈悲深くあられるのですから。 

 

    主よ、永遠の安息を彼らに与え、絶えざる光でお照らしください。

    聖者たちとともに永遠に あなたは慈悲深くあられるのですから。   

             (同上 聖体拝領唱より)