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豊島教会新聞 2018年5月号 主任司祭 巻頭言

 『聖書 新共同訳』 の「御子(みこ)」の読み替えについて                            

                                      

                            主任司祭 アシジの聖フランシスコ 田中 隆弘

 

 ✝主の平和

 

     本日は『聖書 新共同訳』(日本聖書協会発行)の 「御子(みこ)」の読み替えについてお知らせいたします。ご存知のように、カトリック教会の典礼式文では「御子」を「おんこ」と読んできましたが、典礼における聖書朗読で使用している「聖書 新共同訳」では 「御子」 を 「みこ」 と読んでいます。 そのため、 同じミサの中で 「おんこ」と「みこ」 の両方が使用される場合があり、 「おんこ」 に統一してほしいとの要望が日本カトリック司教協議会典礼委員会に寄せられていました。

     これを受けて、 同典礼委員会が 『聖書 新共同訳』 の 「御子(みこ)」 を 「おんこ」 と読み替える可能性について日本聖書協会と協議を重ねた結果、 同協会から、 カトリック教会の典礼における聖書朗読に限って 「みこ」を 「おんこ」 と読み替える許可をいただくことができました。

去る4月5日に開催された日本カトリック司教協議会常任司教委員会において、 本件に関して以下の事項が承認ならびに確認されましたのでお知らせいたします。

     実施開始日

   『聖書 新共同訳』 で使用されている 「御子(みこ)」 の 「おんこ」 への読み替えは、本年の聖霊降臨の

        主日の翌日 (5月21日) から実施いたします。

                                     日本カトリック司教協議会

                                           会長 高見三明