お知らせ

カトリック豊島教会 > お知らせ > 豊島教会新聞 2016年12月号 主任司祭 巻頭言

豊島教会新聞 2016年12月号 主任司祭 巻頭言

 

                  天井照明

                            主任司祭 アシジの聖フランシスコ 田中 隆弘

 

   10月24日(月)から 12月10日(土)の工事予定で 現在 司祭館耐震補強工事が行われています。司祭館1階では 教会事務室と食堂及び廊下が工事対象となっていて、使用できるのは部屋としては台所のみになっています。

   その台所には事務室にあったテーブルを利用して、それを食卓としています。不便なのは台所なのでエアコン等の暖房設備がなかったので、電気ストーブをもちこんで寒さ対策をしています。

  しかし、先日 夕方になって いつものように夕食の準備をしようと思って スイッチを押すと、天井照明の蛍光灯がしっかりと点灯しないのです。しかたがないので用意してあった新しい蛍光灯に取り替えたのですが、結果は同じでした。電気屋さんに急遽 観てもらうと、蛍光灯ではなく照明器具本体の劣化で もう交換するしかない、とのことでした。すぐに交換をお願いしましたが、器具がメーカーから取り寄せるのに数日かかりました。

  その間、もう一つの小さな蛍光灯の照明と読書用の電気スタンドで対処しました。しかし、料理をするには不充分でした。また食事をする際も暗くて食物がよく観えないので、やはり参りました。

   今回は 日ごろ 有って当たり前の天井照明がいかに貴重なものであること、有難いものであることを生まれて初めて体験しました。

 さて、教会はいよいよ待降節に入り クリスマス、イエス・キリストの誕生を祝う心の準備をはじめました。わたしたちキリスト者がクリスマスを祝うのは、イエス・キリストこそが 世を照らし、この世界を明らかにしてくれる救い主だからではないでしょうか?

   イエス・キリストはこの世界を照らす天井照明とも言えるかもしれませんね?